兵庫県三木市は関西屈指の「ゴルフのまち」として知られ、数多くの名門コースが集まるエリアです。その中でも、女子ツアーの舞台として全国にその名を知られているのがマスターズゴルフ倶楽部。広大な丘陵地に27ホールが広がり、初心者から上級者まで一日中ゴルフを楽しめる作りになっています。ここでは、コースの全体像から各コースの特徴、攻略の考え方、そしてツアー会場としての顔まで、これから訪れてみたい方に役立つ情報を整理してご紹介します。
・兵庫県三木市にある27ホール・パー108の広大なコース
・東・中・西の3コースがあり、それぞれ表情が異なる
・JLPGA公式トーナメントの舞台として毎年熱戦が繰り広げられる
・ベント2グリーン制で戦略性が高く、攻めがいのある設計
・初心者でも楽しめる広いフェアウェイと、上級者を唸らせる難ホールが共存
マスターズゴルフ倶楽部とはどんなコースか
マスターズゴルフ倶楽部は、兵庫県三木市久留美に位置するゴルフ場で、1990年に開場しました。設計を手がけたのは数多くの名コースを残した加藤福一氏で、フラットで広大な丘陵地を存分に生かしたレイアウトが大きな魅力です。全体は東・中・西の3コース、合計27ホールで構成され、全長は10,441ヤード、パーは108という堂々たるスケールを誇ります。
27ホールあることで、組み合わせの自由度が高いのも特徴です。当日の予約状況によって異なる2コースを回れるため、何度訪れても新鮮な気持ちでプレーできるのがこのコースの楽しみ方のひとつ。広々とした敷地に池や樹林が巧みに配され、自然の景観とゴルフが一体になった上質な空間が広がります。
27ホール構成のコースは関西でも限られています。2コースの組み合わせで18ホールを回るスタイルなので、訪れるたびに違うレイアウトを体験できるのが大きな魅力です。
27ホール・3コースの全体像
マスターズゴルフ倶楽部の各コースは、いずれもパー36・9ホールずつで構成されています。3つを比べると距離や地形の生かし方に個性があり、その日のコンディションや組み合わせで攻め方を変える楽しさがあります。まずは全体像を一覧で整理してみましょう。
| コース | パー | 距離の目安 | キーワード |
|---|---|---|---|
| 東コース | 36 | 約2,694〜3,405ヤード | フラットで楽しめる |
| 中コース | 36 | 約2,702〜3,509ヤード | 起伏を生かした挑戦 |
| 西コース | 36 | 約2,682〜3,534ヤード | 樹林と池の美景 |
距離はティーの選び方によって変わり、レギュラーティーなら初心者でも無理なく回れる長さに調整できます。3コースとも基本はパー36ですが、地形の生かし方や池の配置が異なるため、同じパー数でも体感的な難しさはかなり変わってきます。
ティーの選択はスコアメイクの第一歩です。飛距離に自信がないうちは前のティーから無理なくスタートすると、コース本来の戦略性を楽しみやすくなります。
東・中・西、各コースの個性
3つのコースはそれぞれ違った魅力を持っています。組み合わせ次第でラウンドの印象が大きく変わるので、事前に特徴をつかんでおくと当日の攻め方をイメージしやすくなります。
東コース|広いフェアウェイで伸び伸びと
東面の丘陵地を生かしたフラットで開放感のあるコースです。スタート直後の1番・2番ホールはやや難度が高めですが、それを越えると広いフェアウェイが続き、伸び伸びとショットを楽しめます。頭脳的なマネジメントが求められる変化に富んだ構成で、はじめてこのコースを訪れる方にも親しみやすいと評価されています。
中コース|起伏を生かした戦略的なレイアウト
地形の起伏を巧みに取り入れた挑戦しがいのあるコースです。個性的なホールが連続し、ティーショットの落としどころやセカンドの距離感など、高度なテクニックが要求される場面が多くなります。スコアを伸ばしたい中級者以上にとっては、狙いどころを丁寧に考える楽しさが詰まったコースと言えます。
西コース|樹林と池が織りなす美しい1ホール
樹林の美景の中に戦略性を秘めた高級感あるコースです。白鳥が憩う池が印象的で、自然と一体になった景観の中でプレーできます。各ホールが変化に富み、池をどう避けるか、どこを狙うかという判断が問われます。景色を楽しみながらも気を抜けない、メリハリのあるラウンドが味わえます。
はじめての組み合わせなら、東コースを起点に流れをつかむのがおすすめです。フラットで距離感を整えやすく、後半に中・西コースへ進んでも対応しやすくなります。
ベント2グリーンとハザードの戦略性
このコースの大きな見どころが、ベント芝の2グリーン制です。グリーンの広さは約700平方メートルとゆったりしており、アンジュレーション(起伏)も巧みに作られています。広いからといって易しいわけではなく、ピンの位置によってはパットのラインが大きく曲がるため、カップ周りの傾斜を読む力が試されます。
コース内には水鳥が遊ぶ池が立体的に配置され、戦略性を一段と高めています。多くのホールはティーグラウンドからグリーンを見通せる設計になっているため、打つ前にホール全体の地形を把握しておくことが、大たたきを防ぐ近道になります。
広いグリーンは「乗せれば安心」とは限りません。ピンと反対側に乗せてしまうと長い距離が残るため、グリーンを狙う際はカップの位置までイメージして番手を選びたいところです。
女子ツアー「マスターズGCレディース」の舞台
マスターズゴルフ倶楽部は、JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)公式トーナメントの会場として広く知られています。「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」は2003年に第1回が開催され、毎年秋に熱戦が繰り広げられる人気大会です。2013年からは4日間競技となり、トップ選手たちが優勝を争う注目のトーナメントへと成長しました。
プロが実際に戦う舞台を、アマチュアが同じように回れるのもこのコースの醍醐味です。テレビ中継で見たホールを自分の足で歩き、同じグリーンでパットを打つ体験は格別。ツアー観戦が好きな方なら、観戦後に「あのホールを自分でも回ってみたい」という楽しみが生まれます。
大会で使われるピン位置やグリーンの硬さを思い出しながら回ると、プロの攻め方を追体験できます。観戦とラウンドをセットで楽しむと、コースの奥深さがより伝わってきます。
タイガー・ウッズも訪れた特別な記憶
このコースには、世界的プレーヤーであるタイガー・ウッズ選手が過去に訪れたという逸話があります。コース内には彼のドライビングディスタンスを示すプレートが埋め込まれており、その飛距離の規格外ぶりを実際に歩いて体感できます。
自分のティーショットの落下地点と比べてみると、トッププロのスケールの大きさがよくわかります。記念碑のようなプレートを探しながら回るのも、このコースならではの楽しみ方です。普段なかなか味わえない「世界基準」を身近に感じられる貴重なスポットになっています。
三木市というゴルフのまちの立地
マスターズゴルフ倶楽部がある兵庫県三木市は、市内に20以上のゴルフ場が集まる関西有数のゴルフエリアです。なだらかな丘陵地が広がり、コース造りに適した地形であることから、古くから名門コースが数多く生まれてきました。
大阪・神戸方面からのアクセスも良く、日帰りでラウンドを楽しめる距離感が魅力です。周辺には他のコースも多いため、ゴルフ好きの仲間と複数日にわたって各コースを巡る「ゴルフ旅」の拠点にもぴったり。自然豊かな環境の中で、心身ともにリフレッシュできるロケーションです。
三木市周辺はコースが密集しているため、移動時間が短く一日を有効に使えるのもメリットです。早めの予約で希望の時間帯を押さえておくと安心です。
プレー前に知っておきたいこと
実際に訪れる際は、いくつか押さえておきたい点があります。料金やプレー条件は時期によって変動するため、予約時に最新情報を確認するのが基本です。公式の予約ページやゴルフ場予約サイトから空き状況をチェックでき、希望日のプランを比較しながら選べます。
27ホール構成のため、当日の組み合わせは予約状況によって変わることがあります。どのコースを回るか気になる場合は、事前に問い合わせて確認しておくとイメージを持ってラウンドに臨めます。季節ごとに芝のコンディションや景観も変わるので、自分の好みに合う時期を選ぶのも一案です。
料金・営業時間・休業期間などは変更される場合があります。来場前に必ず公式の最新情報を確認してから予定を立てるようにしましょう(情報は2026年6月時点の一般的な内容です)。
はじめての方が気持ちよく回るためのコツ
名門コースと聞くと身構えてしまうかもしれませんが、東コースのように広いフェアウェイで楽しめるホールも多く、初心者でも十分にラウンドを満喫できます。スコアを意識しすぎず、まずは景色と雰囲気を楽しむ気持ちが大切です。
戦略性の高いコースを気持ちよく回るコツは、無理に飛距離を狙わず刻む判断を持つこと。池が絡むホールでは安全なルートを選び、グリーン周りでは大きなミスを避ける——こうした堅実なマネジメントが、結果的にスコアの安定につながります。
ティーショットが曲がっても、次の一打で確実にフェアウェイへ戻す意識を持つと大たたきを防げます。「1打で取り返そうとしない」のが、戦略的なコースを楽しむ秘訣です。
よくある質問
Q. 初心者でも回れますか?
はい。広いフェアウェイのホールが多く、ティーを前から選べば無理なく楽しめます。同伴者にコースをよく知る方がいると、より安心してラウンドできます。
Q. どのコースを回れるかは選べますか?
27ホール構成のため、組み合わせは予約状況によって決まることがあります。気になる場合は事前に確認しておくと安心です。
Q. ツアーと同じコースでプレーできますか?
女子トーナメントの舞台となるコースを、アマチュアもラウンドできます。プロの攻め方を思い浮かべながら回ると、より一層楽しめます。
はじめての名門コースは、仲間と一緒に景色を楽しむラウンドから始めるのが心地よい入り方です。スコアは二の次で、まずはコースの魅力を味わってみたいところです。
まとめ
マスターズゴルフ倶楽部は、兵庫県三木市の広大な丘陵地に広がる27ホール・パー108の名門コースです。東・中・西それぞれに個性があり、ベント2グリーンと池の戦略性が、初心者から上級者まで幅広いゴルファーを楽しませてくれます。女子ツアーの舞台であり、タイガー・ウッズ選手の逸話も残る特別な雰囲気は、一度は訪れてみたい価値があります。
マスターズゴルフ倶楽部|三木の名門27ホールと攻略のコツをまとめました
広いフェアウェイで伸び伸び打てる東コース、起伏を読む中コース、池と樹林が美しい西コース——それぞれの表情を味わいながら、グリーンの傾斜やハザードを丁寧に攻略していくのがこのコースの楽しみ方です。料金やコースの組み合わせは事前に最新情報を確認し、無理のないティー選択と堅実なマネジメントで、関西屈指のゴルフのまち・三木の名門ラウンドをぜひ満喫してみてください。






