芦ノ湖や大涌谷を望む高原に広がる箱根湖畔ゴルフコースは、標高700メートルを超える立地ならではの涼やかな空気と、ダイナミックな地形が魅力のパブリックコースです。ここでは、コースの成り立ちからレイアウトの特徴、名物ホールの攻め方、季節ごとの服装や高原コースならではのプレーのコツまで、これから訪れる方が知っておきたい情報をまとめてご紹介します。
- 18ホール・パー72・約6,488ヤードの高原丘陵コース
- 起伏に富んだアウトと、繊細さが問われるインの対照的な2つの表情
- 名物はアウト5番、ティー標高782メートルの打ち下ろし
- フェアウェイに洋芝を採用し、一年を通して鮮やかな緑
- 標高が高いぶん、平地より3〜4℃低いことを想定した服装が安心
箱根湖畔ゴルフコースとはどんなゴルフ場か
箱根湖畔ゴルフコースは、神奈川県足柄下郡箱根町仙石原に位置する18ホール・パー72のパブリックコースです。全長はおよそ6,488ヤードで、数字だけを見ればコンパクトな印象を受けるかもしれませんが、実際にラウンドすると高低差と地形の変化がスコアに大きく影響します。予約なしのメンバーシップに縛られないパブリック運営のため、ビジターでも比較的気軽にプレーできる点も魅力のひとつです。
設計は日本のゴルフ界で名を残した設計家の手によるもので、なだらかな丘陵をいかしたインコースと、豪快な打ち上げ・打ち下ろしが続くアウトコースという、対照的な2つの表情を持たせています。同じ18ホールの中で異なる攻略テーマを味わえる構成は、リピーターを飽きさせません。
標高700メートルを超える高所にあるため、真夏でも平地に比べて過ごしやすく、夏場のラウンドでも消耗が少ないのが高原コースならではの利点です。暑さが苦手な方にも向いています。
芦ノ湖や大涌谷、仙石原といった箱根を代表する景観を望めるロケーションも、このコースの大きな価値です。ゴルフのスコアだけでなく、眺望とリフレッシュを目的に訪れるプレーヤーが多いのも納得できます。
コースレイアウトの特徴を知る
箱根湖畔ゴルフコースの魅力を語るうえで欠かせないのが、アウトとインで性格がはっきり分かれるレイアウトです。それぞれの特徴をつかんでおくと、当日の組み立てがぐっと楽になります。
アウトコース:ダイナミックな高低差が主役
樹林に囲まれたアウトコースは、豪快な打ち上げと打ち下ろしが主体のダイナミックな9ホールです。目線が大きく上下するため、距離感がつかみにくく感じる場面が少なくありません。打ち上げでは番手を上げ、打ち下ろしでは思ったより飛ぶことを計算に入れると、大きなミスを防ぎやすくなります。
アウトにはブラインドホールがいくつか存在します。初めて訪れる場合は、落としどころが見えにくいホールで無理に狙わず、刻む判断を持っておくと安心です。
インコース:平坦に見えて繊細なアンジュレーション
インコースはアウトに比べると全体的に平坦ですが、油断は禁物です。フェアウェイやグリーン周りには微妙なアンジュレーション(起伏)があり、ホールをセパレートする林に打ち込むとトラブルにつながります。豪快さより正確なショットの積み重ねが問われる9ホールと考えておくとよいでしょう。
アウトで大たたきを避けて我慢し、インで丁寧に刻んでスコアをまとめる——このメリハリの効いた戦略が箱根湖畔攻略の基本方針になります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ホール数 | 18ホール |
| パー | 72 |
| 全長 | 約6,488ヤード |
| コースタイプ | 高原・丘陵/パブリック |
| フェアウェイ | 洋芝 |
名物ホールの見どころと攻め方
このコースには、記憶に残る名物ホールがいくつもあります。景観とチャレンジ性を兼ね備えたホールを事前にイメージしておくと、当日の楽しみが何倍にもふくらみます。
アウト5番:標高782メートルの絶景打ち下ろし
アウトコースの5番は、ティーグラウンドの標高が782メートルという、このコースを象徴する打ち下ろしホールです。ティーからは芦ノ湖、大涌谷、そして仙石高原までを一望でき、コース内でもっとも高い位置に立つ爽快感は格別です。
大きな打ち下ろしでは、ボールが普段より遠くまで飛ぶ傾向があります。景色に見とれて力むと方向性を崩しやすいので、いつものリズムを意識してスイングするのがおすすめです。
イン14番:距離感が悩ましい池越えショート
インコースの名物である14番は、池越えの美しいショートホールです。見た目の華やかさとは裏腹に、ピンまでの距離感がつかみにくく、番手選びに迷う場面が出てきます。無理にピンをデッドに狙うより、グリーンセンターを基準に据えた番手選択が堅実です。
池越えのショートは、手前に落とすと池、奥に外すと寄せが難しくなりがちです。当日の風向きを確認し、1番手余裕を持たせるくらいの気持ちで臨むとミスを減らせます。
洋芝フェアウェイの特徴と打ち方のコツ
箱根湖畔ゴルフコースは、フェアウェイに洋芝を採用しています。そのおかげで年間を通して鮮やかな緑のフェアウェイが保たれ、写真映えのする景観が楽しめます。一方で、日本の一般的な和芝(高麗芝など)に慣れた方は、打ち心地の違いに戸惑うこともあります。
洋芝は葉が柔らかく、ボールが芝の中に沈み込みやすい傾向があります。ソールが芝に取られやすいため、和芝の感覚のまま払い打つと、ダフりやトップが出やすくなる点を知っておくと安心です。
洋芝ではダウンブローを意識してみたい
洋芝のフェアウェイやラフでは、ボールの下に少し空間ができやすく、クリーンに当てにいくとリーディングエッジが入ってしまうことがあります。そこで、ボールをやや右足寄りに置き、上から打ち込むダウンブロー気味のインパクトを試してみると、安定して球をとらえやすくなる人もいます。
訪れる前に、練習場のマットやショートゲームエリアでハーフスイングでのダウンブローを反復しておくと、当日の適応がスムーズです。フルスイングより、まずは小さな振り幅で感覚を作るのがおすすめです。
高原コースならではの気候と服装の準備
箱根湖畔ゴルフコースは仙石原の高台に位置し、平地より3〜4℃ほど気温が低いことを前提に準備するのが快適にプレーするコツです。朝晩の冷え込みや、標高の高いホールでの体感温度の低下は、想像以上に大きく感じられることがあります。
箱根エリアは年間を通して雨が多めで、時期によってはまとまった降雨があります。折りたたみ傘や薄手のレインウェアを一枚バッグに入れておくと、急な天候変化にも落ち着いて対応できます。
季節ごとの服装の目安
| 季節 | おすすめの服装 |
|---|---|
| 春・秋 | 長袖に加え、脱ぎ着しやすいパーカーやジャケットを一枚 |
| 夏 | 半袖でも快適だが、朝の冷え対策に薄手の羽織りを携帯 |
| 冬 | 防風性のあるアウターと保温インナーでしっかり防寒 |
高原は日差しと日陰の温度差が大きいので、重ね着で体温を細かく調整できる装いが便利です。ラウンド中に脱ぎ着しやすいレイヤリングを意識すると、一日を通して快適に過ごせます。
アクセスと予約のポイント
箱根湖畔ゴルフコースは、車でも公共交通機関でもアクセスできます。車の場合は東名高速道路の御殿場インターチェンジからおよそ18キロメートル。電車利用なら、小田原駅や箱根湯本駅からタクシーで向かうルートが一般的です。
桃源台方面まで公共交通で向かい、クラブの送迎サービスを利用する方法も便利です。到着後に連絡すればクラブハウス前まで送ってもらえるため、運転が不安な方や、プレー後にゆっくり過ごしたい方にも向いています。
予約とキャンセルの基本
予約はオンラインのゴルフ場予約サービスから手続きできます。料金は季節や曜日によって変動し、一般的な目安として平日はおおむね1万円台前半から、休日は1万円台後半以上となるプランが見られます。最新の料金は予約時に必ず確認するようにしましょう。
キャンセルに関する規定は時期や予約方法で異なることがあります。予定が変わる可能性がある場合は、キャンセル料の発生条件を事前にチェックしておくと安心です。
初めて訪れる人へのラウンドアドバイス
ブラインドホールや大きな高低差があるこのコースは、初回は落としどころのイメージがつかみにくいものです。だからこそ、事前の準備と当日の心構えでスコアも満足度も大きく変わります。
コースに不慣れなうちは、キャディ付きのプレーを選ぶと、ブラインドホールの狙い所や高低差のライン取りをサポートしてもらえます。スコアメイクにも景観を楽しむ余裕にもつながります。
また、高原ならではの高低差を考えると、電動カートや歩行の負担も想定しておくと快適です。水分補給をこまめに行い、体温調整をしながら、無理のないペースで18ホールを回ることを心がけてみてください。
訪れる前に、打ち上げ・打ち下ろしを想定した番手ごとの距離感を整理しておくと役立ちます。ふだんのラウンドで「このライだと何ヤード変わるか」を記録しておくと、高低差の大きい箱根湖畔でも判断が速くなります。
まとめ
箱根湖畔ゴルフコースは、標高782メートルの名物ホールや芦ノ湖・大涌谷の眺望、洋芝の鮮やかなフェアウェイなど、景観とチャレンジ性を同時に味わえる高原コースです。起伏に富んだアウトと繊細さが問われるインの対比を理解し、洋芝や高低差への対応、そして高原らしい気温差への備えを整えておけば、スコアも一日の満足度もぐっと高まります。
箱根湖畔ゴルフコース攻略|標高782m高原の名物ホールと楽しみ方をまとめました
ダイナミックな地形と美しい景観が共存する箱根湖畔ゴルフコースは、戦略性とリフレッシュを両立できる一日を約束してくれます。ブラインドホールでは無理をせず刻む、名物ホールではリズムを大切にする、そして重ね着で体温を調整する——こうした小さな工夫を重ねることで、初めての方でも安心して高原ゴルフを楽しめます。次の休日の候補地として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。






