愛知県尾張旭市にあるウッドフレンズ森林公園ゴルフ場は、1955年に開場した歴史と格式を兼ね備えた36ホールの本格丘陵コースです。名匠・上田治氏による設計で、東西2つのコースがそれぞれに違った表情を見せてくれます。ここでは、コースの魅力や攻略のヒント、ラウンドをもっと楽しむためのポイントをまとめてご紹介します。
・1955年開場、日本で2番目の公営パブリックコースとしての歴史
・「西の上田治」と称される名匠設計の36ホール
・マスターズでも採用されるサブエアーシステムを導入
・東名・春日井ICから約7km、守山スマートICからは約6kmの好アクセス
・西コースは豪快に、東コースは戦略的に楽しめる対照的な2レイアウト
ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場の基本情報
愛知県尾張旭市大字新居に広がるウッドフレンズ森林公園ゴルフ場は、名古屋市内からのアクセスにも恵まれた本格派の公営パブリックコースです。総ヤード数は36ホール合計で13,611ヤード、東コース・西コースともにパー72という構成で、ラウンドする日によって違う顔を楽しめるのも大きな魅力といえます。
2013年4月から導入されたネーミングライツ制度により、現在の愛称である「ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場」として親しまれていますが、もともとは「森林公園ゴルフ場」という名前で長くゴルファーに愛されてきた施設です。愛知県内でも屈指の歴史を持つコースとして、地元のゴルファーから旅行ついでのラウンドを楽しみたい人まで、幅広い層に支持されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 愛知県尾張旭市大字新居5182-1 |
| 開場 | 1955年12月1日 |
| 設計者 | 上田治 |
| コース構成 | 東コース18H・西コース18H/計36H |
| パー | 東72/西72 |
| グリーン | サブエアーシステム導入 |
はじめてラウンドする際は、コース幅が比較的広く豪快なショットが楽しめる西コースからスタートしてみるのも良さそうです。慣れてきたら戦略性の高い東コースに挑戦すると、難易度の違いを実感できる楽しみがあります。
名匠・上田治氏が手掛けた歴史あるコース
このゴルフ場の最大の特徴は、なんといっても「西の上田治、東の井上誠一」と並び称される名コース設計家・上田治氏によって設計されたという点です。上田氏は1907年生まれの大阪・茨木出身で、京都帝国大学農学部で学んだ後、廣野ゴルフ倶楽部の造成工事に加わり、コース設計の道へと進みました。
上田氏が手掛けたコースには、自然の地形を巧みに活かしたダイナミックなレイアウトと、戦略性の高さを両立させる工夫が随所に見られます。ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場でも、丘陵地ならではの起伏や池・谷といった自然要素が、プレーヤーの腕前を試す絶妙なアクセントとして配置されています。
1955年(昭和30年)12月1日に開場し、公営パブリックコースとしては日本で2番目に誕生したとされています。70年近い歴史を持つコースを名匠設計のままラウンドできる、というのはゴルフファンにとって貴重な経験になるはずです。
西コースの特徴と攻略のヒント
西コースは、たっぷりとした距離感と豪快なティショットが楽しめる丘陵レイアウトです。砲台グリーンを備えたホールや、距離感と方向性が問われる難関ホールなど、変化に富んだ構成が魅力で、ドライバーで思い切り振っていく楽しさと、繊細なアプローチが求められる場面のメリハリが効いています。
コース幅は比較的広めに取られているため一見やさしそうに感じる場面もありますが、飛距離・ショットの正確性・アプローチ・パッティングのすべてがそのままスコアに反映されるのがこのコースの面白さです。スコアを縮めたい人にとっては、自分の課題が見えやすいレイアウトといえます。
西コースの砲台グリーンでは、ピンまでの実測距離より1〜1.5番手大きいクラブを選ぶイメージで打つと、グリーン手前でショートする確率を抑えやすくなります。風の影響も受けやすいので、ピン位置と風向きの確認はティーグラウンドで毎ホール行いたいところです。
距離のあるロングホールでは、ティショットを欲張りすぎず、フェアウェイの広いエリアを狙う戦略がスコアメイクにつながりやすい場面が多くなります。スコアを意識する場合は、2打目以降をどこから打ちたいかを逆算して考える発想がおすすめです。
東コースの特徴と自然の景観
東コースは西コースよりも標高が高い場所に位置しており、眺望の良さと自然との一体感が大きな魅力です。コース内には絶滅危惧種の植物が確認されているといわれており、四季折々の自然を感じながらラウンドできるのも、このコースならではの体験といえそうです。
レイアウト面では、池やクリーク、谷越えなどの戦略的なハザードが随所に配置されており、攻めるホールと守るホールの判断がスコアを大きく左右します。アウトコースは比較的フェアウェイが広くティショットを気持ちよく打てる構成、インコースはアップダウンや風の読みが必要な構成と、9ホール単位で雰囲気が大きく変わるのも東コースの面白さです。
東コースでは「池越え」「谷越え」のホールが連続することがあります。キャリー(飛距離)の数字を把握しているクラブを選ぶことで、ハザードを安全に越えるルート取りがしやすくなります。練習場で各クラブのキャリー距離を一度測っておくと、本番でのクラブ選択に安心感が生まれます。
マスターズでも採用されるサブエアーシステム
このコースの大きな特徴のひとつが、グリーンにサブエアーシステムを導入している点です。サブエアーシステムは、グリーンの地下に空気と水を循環させる仕組みで、湿度や温度をコントロールすることで、年間を通じて安定したグリーンコンディションを維持できるとされています。
世界的なメジャートーナメントであるマスターズ・トーナメントの会場、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブでも採用されているシステムで、国内では導入例の少ない先進的な設備です。これにより、雨上がりのぬかるみが抑えられたり、夏場のターフコンディションが守られたりするメリットが生まれます。
グリーンスピードは年間を通じて10フィート前後を維持しているといわれます。10フィート前後はそこそこ速めの部類なので、ラウンド前にパッティンググリーンで実際の転がりを確認しておくと、本コースで距離感のズレを減らしやすくなります。
アクセスと周辺環境
ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場は、名古屋市内からのアクセスが良好な立地にあります。東名高速道路の春日井ICから約7km、所要時間にしておよそ20分とアプローチがしやすく、早朝スタートでも比較的余裕を持って向かえる距離感です。
| 出発地 | 距離・時間目安 |
|---|---|
| 東名・春日井IC | 約7km/約20分 |
| 東名・名古屋IC | 約8km/約30分 |
| 東名・守山スマートIC | 約6km/約15分 |
| JR高蔵寺駅から | タクシー約10分 |
名古屋市街地から下道で向かう場合は、瀬戸街道を瀬戸方面へ走り、三郷を左折してコースへ向かうルートが一般的です。東名高速利用の場合は、春日井ICから国道155号線を瀬戸方面に進み、中央線を越えて東谷橋南で右折するルートが分かりやすいといえます。
春先や紅葉シーズンの週末は、瀬戸方面の道路が混雑しやすい時間帯があります。余裕を持った出発を心がけ、可能であればナビアプリで複数ルートを比較しておくと安心です。
初心者から上級者まで楽しめる理由
このゴルフ場が幅広いゴルファーから支持されているのは、2つのコースが異なる難易度・特徴を持ち、レベルや気分に合わせて選べるからです。練習量がまだ多くないゴルファーには、フェアウェイの広さを活かして思い切りスイングできる西コースのアウトサイドがフィットしやすいでしょう。
一方、シングルを目指すゴルファーや、戦略的なゴルフを楽しみたい人にとっては、ハザードを巧みに使った東コースが大きなチャレンジになります。ティーマーカーの選択によっても難易度を調整でき、自分のスタイルに合ったラウンドプランを組み立てやすいのもポイントです。
初心者の方は、はじめは前方のティーマーカーから回ってみるとプレッシャーが軽減されやすくなります。慣れてきたら一段後ろのティーへ移行する、というステップ式にラウンドすると、上達のステップアップ感を味わいやすいです。
ラウンド前に揃えたい基本ギアと準備
歴史あるコースを気持ちよく回るためには、コースの特性に合った装備の準備も大切です。丘陵コースで起伏のあるレイアウトのため、足回りはしっかりしたゴルフシューズを選ぶと安心感が違います。スパイクのグリップ性能が高いモデルや、足首をサポートしてくれるミッドカットタイプも候補に入れたいところです。
距離感のあるホールが多いため、レーザー距離計やGPSナビがあると、池越え・谷越えのキャリー距離の判断がしやすくなります。スマートフォンのゴルフナビアプリでも十分代用できますので、ラウンド前に対象コースの地図データをダウンロードしておくと当日スムーズです。
サブエアーシステム導入グリーンは年間通じて速めなので、パター練習を多めにしておくとスコアメイクに直結しやすくなります。インパクトの強さで距離を出すタイプより、ストロークの振り幅で距離を作るタイプのパッティングが合いやすい印象です。
ラウンドをより楽しむためのコツ
ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場のように歴史あるパブリックコースを楽しむコツは、スコアを意識しすぎず、コース設計の意図を味わうことです。上田治氏が配したバンカーや池の位置は、単なる障害物ではなく「ここから打つと次がやさしくなる」というルート設計のヒントになっている場面が少なくありません。
1ホールごとに「設計者ならどこに打たせたかったか」を考えながらラウンドすると、戦略的な思考が自然と身につきやすくなります。ティーグラウンドでのコースマネジメントがスコアを変えるきっかけになるのは、まさにこういった名コースならではの楽しみといえそうです。
ラウンド前の練習場では、いきなりドライバーで打たず、ショートアイアン→ミドルアイアン→ウッド→ドライバーの順に少しずつクラブを長くしていくと、体がほぐれてスイングが安定しやすくなります。最後にパッティンググリーンで5メートル・10メートル・15メートルの距離感をチェックしておくのもおすすめです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 初心者でもラウンドできますか?
フェアウェイ幅が比較的広く取られている西コースであれば、はじめてのコースデビューでも比較的取り組みやすいレイアウトです。ティーマーカーを前方に設定する、無理にドライバーを使わずユーティリティで刻むなど、自分のレベルに合わせた工夫をすると安心して楽しめます。
Q2. 36ホールはどのように使い分ければよいですか?
距離感のあるダイナミックなショットを楽しみたいなら西コース、戦略性と景観を味わいたいなら東コースを選ぶ、という気分に合わせた選び方がおすすめです。1日のうちで両方を回るプランや、午前と午後で違うコースを楽しむプランも組み立てやすくなっています。
Q3. グリーンの速さに慣れていないのですが大丈夫ですか?
年間を通じて10フィート前後と速めのグリーンですが、ラウンド前のパッティンググリーンでの練習でリズムを掴めば対応しやすくなります。下りのパットはやや弱めに、上りはしっかりとヒットするイメージで取り組むとオーバー・ショートのミスを抑えやすい傾向があります。
Q4. 公共交通機関でも行けますか?
最寄りはJR高蔵寺駅で、タクシーで約10分の距離です。クラブセットの送付サービスなどを併用すると、電車利用でも比較的スムーズにラウンドへ向かえます。コンペや友人とのラウンドではタクシーシェアという選択肢もあります。
まとめ
ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場は、1955年から続く歴史と、上田治氏の名設計、そしてマスターズでも採用される先進のサブエアーシステムなど、伝統と最新技術が同居する魅力的な36ホールパブリックコースです。西コースの豪快さ、東コースの戦略性と自然美、どちらも一度はラウンドして体験してみたい味わいがあります。名古屋市内からのアクセスも良好で、日帰りでも気軽に訪れやすい立地が嬉しいポイントです。
ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場の魅力|36ホール丘陵コースの楽しみ方をまとめました
歴史ある名匠設計のコース、先進のグリーン管理システム、そして対照的な2つの18ホール。ウッドフレンズ森林公園ゴルフ場は、ゴルファーとしての引き出しを増やしてくれる学びの多いラウンド体験を提供してくれる場所です。初心者の方はやさしいティーから、上級者の方は戦略を練りながら、それぞれのスタイルでこの名コースを楽しんでみてはいかがでしょうか。次のラウンド先選びに、ぜひ候補のひとつとして検討してみてください。






